日本映画は滅多に観ないのですが、会社の同僚からの「おすすめ」で”すばらしき世界”をギンレイホールで観ました。
あっという間の2時間でした。
普段は排除対象である”反社”から見たわたしたちの社会は、すばらしいのか?自分たちだけは、素晴らしいと思わないとやっていけない?
では、道を外したとカテゴライズされる方々の社会は素晴らしいのか?
最初は、そんな疑問を持ちながら観ていました。
主人公を取り巻く環境は、ラストに近づくにつれ素晴らしい世界になった。生き方そのものを考えさせられる映画でした。
役所広司さんの演技がとても良かったです。圧倒的な存在感。温かい人柄なんだけど感情の起伏が激しい、怒ると何するか分からない危険人物を見事な演技で惹きつけます。
原作も読んでみたい。
マスコミュニケーションの在り方や行政のやり方など、改めて考えました。現代社会の問題を斬り込んで、観てる側を全く飽きさせません。監督も素晴らしいと思います。
観てよかった映画です。